創立社長の独裁体制でどんどん物事が進んでいく。
この時期には、合議制など無駄なものに近い。
社長がやりたい方向にぐいぐいと引っ張っていけばいい。
ある程度、社員数が増えて、組織のようなものが必要になった時点から、
合議制への移行を考えて行かなければならない。
企業の”誕生期”から”成長期”へ変化しなければならないのだ。
これは、人一人の力の限界を認めるということだ。
社長だけで進めていくには限界が自ずと生じる。
拡大を期するのであれば、人を増やすことが一つの手段となり、
そのためには、組織というものを充実していく必要がある。
企業が”誕生期”から”成長期”へと移行時するときに、
”勢い”や”思いつき”だけで、進められたことが、
”理論”や”理念”といったものが中心に据えられることになる。
ここで、立ち止まって、企業の中心に据えるものをきちんと定義したかどうかは、
今後の展開に大きく影響を与える。
勢いに乗って、いきなり大きな売上を上げる会社も存在するが、
そういう会社には反作用が必ず生じて、
組織としてガタガタになったり、最悪の場合には倒産ということも多々ある。
企業統治の基本としての
経営理念
ビジョン
目標
戦略
といったものをこの時期には、定義する必要がある。
これは、企業の”統治構造”の骨格を作る作業となる。
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