「のぼうの城」を読んだ。
映画も上映中の作品だ。
結論を先に言うと、傑作でした!!!
石田三成とのひとつの戦争を描いたものだが、
常に爽やかさ、清々しさを感じる作品だ。
のぼう様と言われる城代が主人公なのだが、
家来だけでなく、領民にも馬鹿にされている。
しかし、彼は、彼らから愛されている。
戦わないはずの戦争だったが、戦うことになったとき、
領民はのぼう様のために立ち上がった。
人の「徳」というものは不思議なものだ。
圧倒的に徳が現れる人もいれば、
のぼう様のように、ふとしたときに実は「徳」があったのだと気づくような人もいる。
こういう人たちは「徳」というものを気にしていないようだ。
凡人は気にするしか、それを身につけることはできないだろうが、
それでも、身につけられれば、のぼう様のように愛される存在になるのだろうか?
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