2015年3月4日水曜日

世界一お金がかかる国会議員はいらない

歴史は繰り返す。

というよりも、人間の歴史上、「政治とカネ」の問題はなくなることはないようです。
私が生きている短い人生の中でも何度も目にする「政治とカネ」の問題。
いよいよ、与野党の党首まで、同じ問題を抱えているようです。
なぜ、なくならないのかと言えば、
自分に自分を律する法律を作る必要があり、
自分が厳しくなる法律は作りたくないからです。

今回の問題は、
助成金を受けている企業からの献金を受けてはいけないにもかかわらず、
その企業から献金を受けていることのようです。
しかし、法律違反ではないようです。
どの会社が助成金を受けているのかは国会議員には、わからないので、
知らなければ、問題なしというのが法律のようです。

しかし、そんな問題は、やる気になれば、簡単にクリアできるはずです。
どこかの官庁に助成金情報を集めておいて、
企業が献金したければ、その官庁にお墨付きを受けて、
そこを通して献金をすればいいだけの話です。
データベースを作って、国会議員が見られるようにしておけばいいだけの話です。
そんなこともやらないのは、何とかお金が欲しいので、
抜け穴を残しておきたいからと思わずにはいられません。

政党に税金からお金を交付する政党助成金は、
企業・労働組合・団体からの政治献金を制限する代わりに、
1994年に成立、導入されました。
しかし、いまだに企業等からの政治献金は行われております。

政治家は、臆面もなく、
「政治にカネはかかる」
と言います。理由として、
「秘書◯名分の人件費とか、地元・東京の事務所費とか・・・・」
と話します。
こういう理由が何も思わずに話せるところが、
”世間ずれ”していると、個人的には思うのです。

こういうおかしな理由に、
「なるほど。お金、かかりますよね」
と納得してはいけません。何と答えるべきかというと、
「知らねーよ!」
が正解だと思います。

秘書が必要であるのも、事務所が必要であるのも、個人の勝手。
そんな理由に対して、なぜ、国民が税金を払わなければならないのか?
地元の事務所など、次の選挙対策という理由がほとんどではないでしょうか。
国会議員は全国民の代表であって、地元の代表ではありません。
では、今は国会議員ではないけど、次の選挙に出馬する予定の人は、
助成金がもらえるのかといえば、当然、もらえません。
国会議員ではないのですから。
お金はないまま、選挙に臨まざるを得ない人も、たくさんいるのです。
それなら、平等に選挙に望めるようにすべきではないでしょうか?

それでも、
「他にもお金がかかる」
と、きっと言うでしょう。
そのために、国会議員には報酬があるのです。

歳費 約月130万円
期末手当 約635万円
文書通信費 月100万
その他、旅費及び手当等に関する法律により定められた手当

つまり、最低でも年間3000万円以上の給料が支給されてます。
立法事務費や秘書給与など国からでるものを含めれば、
約6000万円ぐらいになります。
世界の国々と比較すれば、圧倒的に多い報酬です。

さらに政党助成金をもらおうなどと、よく言えるものだと感心します。
政党助成金はなくすべきです。

そして、政治献金も残念ながらなくすべきです。
なぜ、残念かというと、
純粋に”この人”を応援したいという献金ならいいと思うのですが、
企業はもちろん、献金するためには便宜をはかってほしいという理由があるのです。
心のなかのことはわかりません。
であれば、政治献金はなくすしかありません。

また政策秘書の分の給料の支払いも止めるべきです。
なぜ、秘書の給料を税金で払う必要があるのでしょうか?
優秀な官僚に手伝って貰えば、情報もでてくるはずです。
できないなら、そういう法律を作ればいいのです。

国会議員は、
せめて、世界一高い報酬の範囲で活動して欲しいものです。
できないわけがありません。